初心者でも簡単に釣れるアジのルアーゲーム。
でも釣り方によって求められる道具の機能が違ってきます!
そう、どの機能を充実させておくかでコツを得られるか、それすら分からないかの差が出る訳ですね(^-^)b
最初にどんな道具を揃えるかでその後の上達スピードに差が出てくるんです。
という事で今回は「上達する為の最初の道具の選び方」をご紹介!!
ジグヘッド単体で狙うなら

竿(ロッド)
まずは竿(ロッド)ですね!
必ずアジング専用の物を選ぶ事が大事です。
最近はアジ・メバル共用の物も出ていますがジグヘッド単体で遊ぶならアジング専用の物を選んで下さい!
ジグヘッド単体の釣りは1g前後の重さのルアーを主体に使いますので、非常に繊細なルアーロッドでなければなりません。
0.6~1.5gが投げられて竿先でその動きが感じ取れる性能が必要です。
そしてベイトモデルではなくスピニングタイプを選びましょう!!
長さは?
6フィート前後が使い易いでしょう(釣り場の足場が高い様なら7フィート前後でも可)
5フィート前半の竿も出ていますが繊細さという面では短い方が有利でもオールマイティではなくなりますので6フィート前後をおすすめします。
因みに1フィートは約30.5Cmですので180Cm~200Cm位の長さの竿が扱い易いという事です。
硬さは?
表記で言えばXL(エクストラライト)~UL (ウルトラライト)がいいでしょう。
メーカーによって硬さ表記は差がありますので、分かり難い場合は使用できるルアーの重さの表示を参考にして下さい。
1g前後が使える表記であればまず大丈夫です!
素材は?
出来るだけカーボン素材の含有量の高い物を選びましょう。
だいたい85%以上あれば問題ないでしょう。
グラスロッドは折れ難いのですが柔らかくて重いので繊細な釣りにはあまり向いていません(^_^;)
カーボン素材には30tや40tなど他にも種類があり、数字が大きい程張りが出て金属的な性質に近づきます。
t数まで竿に表記される事はありませんが、カーボン素材のロッドを選択するというところだけは意識しておきましょう!
ガイド(ガイドリング)は?
アルコナイトで充分です。
Sicが使用されていれば更に安心ですが、アルコナイトでも糸の滑りや強度において十分な性能を備えていますのでご安心ください(^-^)
余談ですが現在はトルザイトと呼ばれる素材も出ています。
高価であるため数万円する竿にしか装着されておりませんが、個人的にはSic-Sという薄肉のSicガイドの方が好きです‥(^_^;)
穂先は?
チューブラー(中が空洞)タイプ、ソリッド(中が詰まっている)タイプどちらでも大丈夫です。
竿先の作りの違いですが、これによってアタリの伝わり方が変わってきます。
熟練者ほどチューブラータイプを選ぶ傾向があったりもしますが、より明確で金属的なアタリを感知できる少し張りの有るソリッドタイプが慣れるまでは面白いと思います。
ソリッドタイプでアタリの出方が分かって来たらチューブラータイプを使ってみるのも良いでしょう!
まとめ
つまりアジングという釣りをしっかり楽しむ為の最低限の機能を持った竿を購入しなければいけない訳です。
「とにかく安い物を買う」では、いざ釣り場で何をしているのか全く分からない‥釣れない‥になって結局断念してしまうことになりますのでご注意くださいませ(^_^;)
以上の機能を備える竿だと、だいたい税別定価で10000円~15000円位の相場になります。
まずは最低でもこの位の金額の物でなければ話にならないと思って下さい(^_^;)
それでは、あくまでも目安ですがこれ位なら安心という製品を幾つかご紹介いたしましょう!!

●ジャクソン オーシャンゲート AJI JOG-604UL-K AJ
●メジャークラフト クロステージ AJI SOLID CRX-S642AJI
他にもいくつかございますが、定評のあるコストパフォーマンスに優れたモデルを抜粋させていただきました。
因みに2020年現在のモデルですので、今後新商品が出てきた場合もこれに近い物を基準にして選ぶと大丈夫です。
あくまでもこれでなければダメという訳ではございませんのでご注意ください(^_^;)
ご自身にあった条件で選んでいただければと思います。
参考までにこれ位の価格帯ではメーカーやグレードによって保証書付きと無しの製品がでてきます。
この辺りも参考にして頂ければと思います(^-^)b
リール
ロッドが決まれば次はリールです(^-^)b
これもこだわればキリがございませんが、出来るだけコストを下げつつしっかり機能して楽しめる物を選ぶ‥その要点をご紹介いたしましょう!!
タイプは?
まず、ロッドがスピニングタイプならリールもスピニングリールを選択します。
ベイトタイプについてはいずれまた説明させて頂こうと思いますが、操作に熟練度が必要になりますので見栄を張って使った事の無いベイトタックルをいきなり手にするのはやめておきましょう!!
最初は必ずスピニングタックルを揃える様に心掛けて下さい!!
サイズは?
ダイワ製品なら1000番~2000番クラス。
シマノ製品なら500番~C2000番クラスを目安にします。
迷うようならダイワ製品は2000番、シマノ製品だとC2000番を購入しておきましょう(^-^)b
なぜなら、大は小を兼ねるという意味もありますが、2000番~2500番は特に多くの釣りに流用できるため応用が利くというふうにご理解くださいませ♪
他にも理由は有るのですが、その事についてはまた別の記事でご説明したいと思います。
絶対備えておきたい機能とは?
気にしておきたいのは大きく分けて2つです!!
1つはドラグ性能。
糸が切れる前にスプールが逆転して糸を出していく機能ですが、最近のリールは低コストの製品でもかなり向上しています。
‥とは言っても、出来る限り力加減の微調整が利く物を選ぶことを心掛けて下さい。
これも目安としては最大ドラグ力のKg表記が低い程、(例えば10Kgより5Kgという表記の方が)微調整が利くと見て大丈夫です。
2つ目はラインローラーの回転のスムーズさで、これがまずは一番重要と言っても過言ではございません!!
ラインローラーの回転が良いと糸への負担やねじれを軽減でき、ライントラブルを解消してくれるので格段に釣りが楽しくなります!!
何度かキャストすると糸がモジャモジャになるなんて‥気力が失せて釣りが楽しくなくなりますもんね(^_^;)
出来ればラインローラーの内部にボールベアリングが入っていると安心ですが、そうでなくても指先で触って弱い力でもスムーズに回ってくれる物であれば一先ず大丈夫です。
まとめ
ロッドはロッドとしての役割があり、そしてターゲットにより適した機能を持つもの選択するという事が重要なように、リールにもリールたる機能が備わっていないと役に立ちません。
リールは糸を巻き取るだけの役割ではないのです。
最低でも税別定価15000円位~を目安にしておくと安心です。
ダイワ製品なら下の画像にあるエクセラ―以上のクラス。
(画像は3000番なのでハンドルノブ(つまみ)がT字ですが、2000番はI字型と呼ばれるノブ形状になります。)
シマノ製品ではソアレ BB位のスペックが有ればまず安心です。
ちなみにソアレ BBはライトソルト用に組み込まれたモデルなので価格の割に性能は安定しています。
その代りライトゲーム用のスペックになるので糸巻量は極細ライン専用にスプールの溝が浅くなっております。
その他の釣りでも流用したいとお考えの方はアルテグラ位がおすすめです(^-^)b
更に選択肢としてある様な事と言えば、巻き取りの早さです。
ダイワ製品でもシマノ製品でも品番の最後にH(HG)やXHと表記される機種があり、それらはハイギア若しくはエクストラハイギアと呼ばれ、ハンドル1回転の糸巻き量が多くなります。
要するに早く巻くことが出来るギア比のモデルという事ですが、様々な状況下で一長一短あるものの総合的に見てハイギアの方が手返しの面でもおすすめです。
例えばシマノ製品のアルテグラの場合だと、C2000HGSがハイギア設定のモデルになります。
糸(ライン)
最後にどんな糸(ライン)をリールに巻いておくかです!
タイプ(素材)は?
ルアーゲームにおいて良く使用されるラインは大きく4つの素材に分けられます。
1:ナイロン
(柔らかく馴染みやすいが上に伸縮性が高い)
2:フロロカーボン
(硬さと比重が有り伸びにくい特性を持ちリーダーにも良く使用される)
3:PE
(編み糸のため透明感は無いが軽くしなやかで滑りが良いのと伸びにくい特性を持つ)
4:エステル
(フロロより硬く伸び率も低いためアジングでは主流となっている)
上記の説明では、4:エステルと言いたいところですがルアーと直結できる2:フロロカーボンが一番おすすめです。
まず初めてアジングをしようという方の場合、エステルは先に数十Cmほどリーダー(フロロカーボンリーダー)を結んでからルアーを結ばなければならず、現地で糸と糸を結ぶ作業が容易に出来るレベルになってからの方が良いかと思うからです。
その点、フロロカーボンだと直接ルアーを結んで使用できるので、ルアーの交換時や根掛かりでラインが切れるなどの再セッティングの時のタイムロスや面倒な作業が一つ減るという訳です。
またフロロカーボンはナイロンに比べて引っ張った時に伸びにくいのでアジのアタリも分かり易いというのが理由に上げられます。
エステルはフロロカーボンより伸びないので感度は良いのですが、反対に伸びない分ショックを吸収できずにいきなり切れるという特性があります。
糸がどれだけ耐えられるかの感覚と、尚且つエステルとリーダー(フロロカーボンリーダー)を結ぶ技術が身に付いてからエステルを使用する事をおすすめします(^-^)
糸の太さは?
糸は細い程飛距離も出ますし魚からも警戒され難いのでヒットさせるまでは効率が良いです‥が、まずは2ポンド(lb)又は2.5ポンド(lb)を100mほど巻いておくと良いでしょう。
糸のメーカーによって号数とポンド(lb)表記が違ってきますが、不安なようでしたらポンド表記で見て置けば大丈夫です(^-^)
まとめ
アジのルアーゲームは糸も基本的に細くなりますので結ぶ作業を含め取り扱いが繊細です。
細い故の見難さや結び難さは当然なのですが、魚に警戒心を与えないようにするには水中でも見え難い色(透明や極力薄い着色の物)を選択しておいて下さい(^-^)b
それではコストパフォーマンスの高い糸(ライン)を少し紹介しておきましょう!
●SUNLINE スモールゲーム FC Ⅱ
●ダイワ 月下美人 TYPE-F 陽/陰
●山豊テグス FAMELL FLUORO LIGHT GAME (Ajing)
他にもたくさんの商品が出ていますが、黄色のマーカーを付けた要点だけ備えていれば特に問題はございません。
それでは手軽に狙えて楽しい、そして美味しいアジのルアーゲームをご堪能下さいませ(^-^)♪
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